【繰り返し大切!】ルーティンが自分を変える

地道が苦手な生活

思えばわたくし、学生時代も会社員時代も
ルーティンの大切さをないがしろにした生活を
長く送ってきました。(お恥ずかしい…^^;)

地道に何かをする、ということが苦手で、
「この健康法をやってみよう!」と思っても
三日坊主に終わるようなことを、よくしていました。

私の場合は、ヨガを真剣に学び始めてから少しずつ変わりました。

早起きして、早朝のヨガの練習に出かけ、
毎日数分でも自分のための時間をとる、
そんな意識が芽生えました。

「ルーティン大切!」
と完全に意識が変わったのは、

ルーティンを大切にして活躍されている
スポーツ選手や芸人さんの生活を
意識して見るようになったり、

長年自分の店の経営者でもある
ケーキ職人の夫のルーティン命の生活を、
私も参考にするようになってからです。

ちなみに夫は、
休みの日以外、朝起きる時間は毎日まったく同じ。
厨房に入ってからもルーティンが完璧に決まっています。

それがあるからこそ、厨房内の小さな異変に気付くのも早く
大きなミスにつながることがありません。

ルーティンは船の錨

今のわたしは日々の仕事の時間割が不規則です。
水曜のレッスンはこの時間から、土曜日はこの場所
というように、毎日違います。

うっかりすると生活のペースが乱れてしまうので、
ルーティンの大切さを今さらながらに思います。

私は長く会社員を経験してから、独立してヨガの道へ進みました。
勤務時間が決まった会社員生活は窮屈にも感じますが、
会社を辞めて時間が自由になった途端、
すべてが委ねられると、律するのは本当に自分だけだ
と強く思い、責任感を感じました。

似た境遇の方でも、
起床時間がまちまちになったり、
夜ふかしをすることが増えたりと
自律神経が乱れ、体調不良につながったケースをよく聞きました。

私にとってルーティンは船の錨のような感覚です。

波風の中運航して、
船長の様子もなんだかおかしいし、
船が砕けたんじゃないかという時もありますが、
ルーティンをこなすことは、ひととき錨を下ろして、
船長と船の様子を点検するようなイメージ
です。

アーユルヴェーダはルーティンを重視

現在、わたしのルーティンは主に次の2つ。

*アーユルヴェーダの教えに沿った朝の身支度
早起き、舌磨き、歯磨き、鼻うがい、白湯を飲む、ツボクサ茶を飲む
*朝のヨガのアーサナ、呼吸法、瞑想

パールシュヴァコナーサナ。体側を心地よく伸ばします
パールシュヴァコナーサナ。体側を心地よく伸ばします

これが一日の起点になっている感じです。

インドの伝統医療で
「生命の科学」と訳されるアーユルヴェーダは、
一日の過ごし方を大切にしていて
かなり具体的なことを語っています。

朝は日の出の約90分前に起きる
舌磨きや歯磨き、鼻うがい、沐浴で体を浄化する
ヨガや散歩などの運動をしてから
朝食を軽く取り、仕事へ向かう

昼は消化力が高い10時から14時の間にしっかり食べる

夕方は仕事を終えたら散歩をして
オイルマッサージや瞑想をして頭を休ませ

体質別に合ったものを消化力に見合った範囲で食べて
22時には寝ましょう
などなど…。

これはつまり、
「自然の摂理に従って生きると自ずとこうなるよ」
という理想系でもあると思います。

現代人の事情ですべてがアーユルヴェーダ的に
過ごせるわけではありませんが
できるところを取り入れたいものです。

ヨーガの目線からのルーティン

紀元前3世紀ごろに記されたとされる
ヨーガの古典書「ヨーガ・スートラ」にこんな一節があります。

「繰り返しの練習と 正しい見極めが、
苦悩の原因となる考えをケアしてくれます。

意図的に繰り返し努力を続けること。
長い期間かけて自然にできるようになるまでやりましょう。」
(1章の12〜14節)

人は何かと揺れ動くものですね。

揺れ動くものに心を惑わされことがあっても
繰り返しの練習を続けることが、
苦悩の原因となる考えもケア
してくれるといいます。

それは、毎日同じことを行うことで克己心が生まれ、

さらには、同じことを繰り返すことで
身体や心の小さな変化に気づきやすくなり、
どこに苦悩の原因があるのかを
自分で気づきやすくなるからだと思います。

そんな、繰り返しルーティンを私自身も大切にし、

わたしと一緒にヨガをするみなさんにも
ヨガや瞑想をルーティンとして取り入れていただき、
その良さが生きやすさにつながるといいなあ…と思ってます!

ご一緒にヨガを行いたい方、大歓迎です。
レッスン予定やご予約は、こちらのブログの
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