自分で見る自分
小さい頃から私は、
「めっちゃアクティブなタイプではないなあ」と
自分では思っています。
新しいことを始めたり、
旅に出たり、
人と会うのは好きです。
数多く習い事もしてきたし、
50歳になってから新たに陶芸を始めたりもしてます。
旅行は大好きで、フランスに一年住んだりもしましたし、
友達と美味しいお店でディナーをするのが大好きな
会社員時代も過ごしてきました。
でも、毎晩誰かと一緒に飲んでいたとか、
完徹して仕事に没頭するとか、
世界中を放浪するとか、
そういうことはありませんでしたので、
どっちかというと
内に向かいやすい＝陰の性質も強い方かなあ
と自己分析では思います。
人から見た自分
ただ、人からの見方では、
「いろいろなことを始めてアクティブだね！」
「フランスに留学するなんてアクティブだね！」
「友達が多くて楽しそうだね！」
と、陽の性質を評価されることもあります。
生まれ持っている性質は
自分ではそれが当たり前すぎて、
ネガティブに捉えてしまうことも多いですが、
周りから見るとその性質は
「羨ましい！」と見られる要素だったりします！
すべては陰陽のバランス
どんな人でも、物事でも、
宇宙の万物は
陰の性質も、陽の性質も持っています。
そして、どちらがいいわけでもなく、
どちらも必要です。
陰陽五行に
「陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず」
という言葉がありますが、
自然の摂理では、
陰が極まる冬至の季節が過ぎれば
また春に向かっていく、
陽が極まる夏が過ぎれば
また陰の季節へ向かう
というように、陰と陽のバランスを繰り返しています。
私たちも、何かの目標や仕事上のプロジェクトに向かって
すべてのエネルギーを傾けた後、
燃え尽き症候群のように何もできなくなるということがありますが、
陽に極まった後は、陰に傾く季節というのがやってきます。
私たちも
陰の月の光のような優しさと
陽の太陽の光のような強さ、
陰の内省する感覚と
陽の外へ拡散していく力、
両方の性質を持っています。
大切なのは、その陰陽のバランスの加減です。
自分の陰陽バランスを俯瞰する
自分が生まれ持って来たのはどのバランスか、
そして自分は今どちらにバランスが偏っているか、
自分の今日の気持ちや体調を観察し
適切なアーサナを取る。
人間ですから、頭や体が活性化している時もあれば
逆になんだか気が乗らないという時もあります。
そんな状況を客観的に見つめる力をヨガや瞑想で鍛え、
バランスが傾いたなあ、と感じたら
少し軌道修正できる自分でいる…。
そんな観察と修正ができるのが
瞑想やヨガの醍醐味です。
私も実践して、研究していきたいですし、
みなさんがヨガや瞑想を通じて
より居心地よくいられるよう
お手伝いできる自分でいたいなあと思います。
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