【場所の力、すごい!】お寺で行う瞑想

集中力が増す場所

わたしが行っているレッスンの中で
自分でも「ここで瞑想すると集中力が増すなあ」
感じる場所があります。

ズバリ、お寺です!

千代田線根津駅の忠綱寺で開催している
「やさしいヨーガ」

阿弥陀如来像が見守っている本堂で
ヨーガをさせていただき早2年以上経ちました。

忠綱寺の本堂

アーサナ、呼吸法、瞑想

このクラスでは、アーサナ(ポーズ)→呼吸法→瞑想という
古典的な流れで行っています。

アーサナの目的は、身体的に整えることはもちろんですが、
それと同時に「ポーズによって変わっていく体を感じること」があげられます。

「ポーズをとる」ということは、心身にとって大きな変化です。
変化が大きいとそこに意識が向きやすくなります。

肩が常に凝っていると、
それが当たり前になってしまうこと、ありますよね。
常に筋肉が緊張状態にあると、脱力の感覚がわかりづらくなります。

アーサナを取ると、体には一時的に「緊張」がかかりますので、
その後、アーサナを解放すると「弛緩」の状態がわかりやすくなります。

このように、あえて「緊張」と「弛緩」を作り
そのギャップを意識的に感じることで、
体にとって最適な筋緊張バランスをとるのがアーサナの目的
です。 

呼吸法の目的は、体に「気=プラーナ」を流すこと。

ヨガでは、人体には72,000の気の通り道があると言い、
そこに滞りが生じると不調や病の原因になると考えます。
そのために、浄化をし、呼吸法で気を流すことが大切です。

最後の瞑想の目的は、外からの感覚を制御して内側に集中し
内なる静けさを感じること。

アーサナで内側の感覚に意識を向ける練習をし、
呼吸法でさらに繊細な感覚で
体の隅々に流れる気を感じる練習をすると、

その後の瞑想は、目に見えない小さな感覚を
とても感じやすくなっています。

このクラスでは約10分程度の瞑想ですが、

ちょうど日も落ち、
静かな本堂で目を閉じていると
時間がすっぽり止まったような…
このままずっといられそうな静寂にとどまることができます。

瞑想を行う場所の大切さは古典書にも書かれている

「瞑想が良いと聞いて、家で目を閉じてみたけれど、
途端にいろんなことが頭に巡ります。」
という方は多いですが、

お寺でアーサナ、呼吸法を行った後の瞑想は、
ご参加の方たちも

「家でやるのと違うんですよねえ。。。」

とおっしゃいます。
実はわたしもです(笑)!

意識が他へ惑わされない場所で瞑想をすることは
集中できる近道
ですね。

「バガバットギーター」というヨーガの経典には、
瞑想に適した場所が詳しく書かれています。

それだけ昔から、
外からの感覚を制御する大変さを認識していたのですね。
場所を整えるって大切だと思います!

ご興味があれば
お近くのお寺の瞑想会など、
ぜひ一度、体験なさってください!

もちろん、お越しになれる方は
忠綱寺のレッスンも大大大歓迎です!

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